取り扱い商品のご紹介
丸ヨ青木商店のお漬物
沢庵
粕漬
梅干
酢漬
一夜漬
醤油漬
キムチ
贈答用
伝統の味“昔ながらの武豊たくあん”の復活を
最近では、「武豊たくあん」という言葉を知っている人すら少なくなってきていますが、40年程前まで武豊の地では、味噌・醤油の製造と並んで沢庵の製造が盛んに行われておりました。
現在でも味噌・醤油の蔵元は6軒ございますが、沢庵製造の方はうちを含めてわずかに2軒となってしまいました。
昨今の大手食品メーカーの不祥事、外国産農産物の残留農薬や抗生物質が云々などというニュースを見ていると、同じ食品をつくる者としてとても恥ずかしく、また心が痛みました。
ある人の言わせると、漬物は、ハム・明太子と並んで、3大添加物の多い食品とされています。
確かに、我社にも様々な添加物があり、「これを入れると、大根が白く仕上がる」とか、「これを使えば、賞味期限が○○日延ばせる」といったような「白い粉」を今まで使っておりましたし、現在もいくつかの添加物は使用しています。
原点に立ち返る必要性
もちろん、厚生省が許可した食品添加物ですから、それ自体が悪いものというわけではないのでしょうが、次から次へと新しい添加物を紹介してくる業者のいいなりになっていたら、それこそ大根を食べているのか、大根の形をした添加物を食べているのかわからなくなってしまいます。
三百年も前からつくられ、食べてきた沢庵にこれほどの添加物が必要なのかという疑問や様々な思いから、一度原点に立ち返る必要性があると考えました。
天然素材と台所にあるもの以外は使わない
製造に先立って考えたのは、“天然素材と台所にあるもの以外は使わない”という事でした。
ただ、300年前の沢庵では、摂取する塩分も多くなってしまいますし、美味しくなければ、お客様に買っていただけません。
天日干しにした大根を、米ぬか・天日塩・砂糖、と旨味を増す為に大量の昆布と柿の皮・茄子の葉・唐辛子で漬け込み、少しでも塩度を下げる為に冷蔵庫で熟成させました。
柿の皮や茄子の葉は先人の知恵で風味をよくする目的で昔から使われてきたものです。
素朴な味わいの沢庵は、見た目も地味ですし、少々辛く感じますが、一般的な沢庵よりも塩度は控えてあります。
一度ご賞味いただければ幸いです。
※当社の商品は、一部の業務用商品を除き全ての商品に、天日塩に天然にがりを強化した「赤穂の天塩」を使用しています。